「相手を創りあげる」
これって変な言い方ですよね。
でも、自分の行い次第で相手を創り上げるのです。
こんな症例があります。
優しい思いやりのある旦那さんを
「わがままな旦那」に創り上げました。
友達との電話中、TVの音声が大きかったので
「ボリュームを下げて」って声をかけました。
すると旦那さんはTVを切り、
2階に上がりました。
この瞬間、奥さんは「悩み」が発生しました。
(これで分る人は悩み好きです)
「怒らした」と思ったようです。
直ぐに、旦那さんに謝りました。
確かに、旦那さんは少し気分を害し
少し強い態度に出たかも知れませんが
謝られたのですから、
旦那さんが善人で
奥さんが悪者になったのです。
旦那さんの行為は「正当化」されました。
「相手が謝ったのだから、自分の行為は正しい」と、なります。
いくら、優しい思いやりのある旦那さんでも、
こんな事を繰り返すと
「自分の行為が当たりえなのだ」となり
「わがままな旦那」を創り上げていくのです。
幼いときに、
「親を怒らしてはいけない。
嫌な思いをさせることは、自分が悪いことをしたのだ」
こんなテーマが無意識の中に刷り込まれているからです。
優しく、いい人程、陥りやすいパターンです。
「ありがとう」の一言で事は済んでいたのに。
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